アルファ祖語(仮)からアルファ・ビー祖語(仮)への言語変化
第一変化、第二変化の順に時間を追って変化する。
第一変化
母音
- 唇音に隣接するy,ø,œがu,o,ɔに変化
- 唇音に隣接しないy,ø,œがɪ,e,ɛに変化
- ɒがɔに変化
- 高アクセントの無いiがɪに変化
- 高アクセントの無いu,aがəに変化
- ʲi,ʲɨがiに変化
- ʲVがiVに変化
破裂音
- 語末の破裂音が脱落
- 高アクセントがある音節頭のbʱ,dʱ,gʱがpʰ,tʰ,kʰへ変化
- 上記以外のbʱ,dʱ,gʱがb,d,gへ変化
- 高アクセントがある音節頭のp,t,kがɸ,θ,xに変化
- 破裂音が後続するp,pʰがuに変化
- 摩擦音が後続するp,pʰがfに変化
摩擦音
- 高アクセントのある音節頭のxがkに変化
- h,ɣが脱落
- 語末のxが脱落
- zがɾへ変化(ɾの変化へ合流)
共鳴音
- 歯茎音に後続するmがnに変化
- 上記以外の子音に後続するmがuに変化
- k,gに後続するɾがlに変化
- lʲ,rʲがʒに変化
- wu,wy,wøがuへ変化
- 上記以外のwがɸへ変化
子音クラスタ
- tsがsに変化
- dと歯音が連続した場合、dが脱落し、子音が有声化
- 唇音が連続した場合、破裂音・共鳴音の順に優先され、摩擦音以外に二重子音化
第二変化
母音
- iɛ,iɔがie,ioに変化
- ɛi,ɔiがei,oiに変化
- 唇音が後続するəがoに変化
- 上記意外のəがeに変化
破裂音
- pʰ,tʰ,kʰがf,θ,xに変化
- nが後続するt,dがɾに変化
摩擦音
- ɸがhに変化
- θ,xがfに変化
- nが後続するs,zがʃ,ʒに変化
共鳴音
条件異音
上記の変化を全て経た後に
- i,ɪ,eが後続するk,g,xがtʃ,dʒ,çに変化
- 共鳴音が後続するɛがaに変化
- 上記以外のɛがeに変化
という変化を上から順に経る。
これらは完全に条件異音であるため、綴の上では口蓋化は区別されず、ɛに相当する”é”が用いられる。